IMASENサステナビリティレポート
IMASENは、持続可能な社会の実現に向け、事業を通じて社会の課題解決に取り組んでいます。
スポーツ用義足でアスリートをサポート
スポーツ用義足はアクティブなスポーツシーンでもアスリートの活躍を支えています
IMASENグループでは、福祉機器事業を担当する株式会社今仙技術研究所において、2002年よりスポーツ用義足の社内開発プロジェクトをスタートしています。
2014年からはスポーツ用品専門メーカーのミズノとの共同開発に取り組み、その中で生まれたトップアスリート向けスポーツ義足用板バネは、世界的な障がい者競技大会に出場する選手の活躍をサポートしています。
また、トップアスリート向け製品をベースに、形状の見直しやコスト抑制等をはかった一般向けスポーツ義足用板バネも開発し、幅広く障がい者スポーツの普及、発展に貢献しています。
KATANAΣ(カタナシグマ)
陸上競技トップアスリート向け義足用板バネ
NHK World TV番組 『Rising』 でも紹介されました。
KATANAα(カタナアルファ) 2021年9月発売
スポーツエントリー層向け義足板バネ
初めて走る人向けのエントリーモデルで
日常用の義足ソケット、部品を利用して使用できます。
株式会社今仙技術研究所
〒509-0109 岐阜県各務原市テクノプラザ3丁目1番8号
<事業内容>福祉機器(電動車いす・骨格構造型義足等)、電気、機械応用製品の研究開発及び製造販売
パラ陸上・山下千絵選手とのスポンサー契約
■スポンサー締結契約の経緯
当社の子会社である今仙技術研究所は、電動車いすや骨格構造型義足などの研究開発・製造販売を行う総合福祉機器メーカー・研究開発機関です。近年では、スポーツの普及活動を通じて障害者のQoL向上を目指し「カーボン製スポーツ用義足板バネ」の研究開発に注力してきました。
そんな中で、板バネの開発でご協力をいただいている公益財団法人鉄道弘済会義肢装具サポートセンター所属の臼井二美男氏から山下選手をご紹介いただき、今仙製の板バネを使用いただくこととなりました。
■山下千絵選手からのコメント(スポンサー契約締結時)
この度はスポンサー契約の締結、誠にありがとうございます。
最初に今仙製のブレードを使用した時に、軽く動きやすくしっかりとした反発力があるブレードの特徴が、私がパラ陸上を始めて以来、一番自分に合っている装具だと感じました。
長さ、硬さの調整の要望にもすぐに対応していただいて非常にうれしく思っています。
今後、さらに活躍の幅を広げていくにあたり、今仙のブレードと共に戦っていきたいと考えています。
また、私は選手活動を通じた競技力の向上だけでなく、義足であっても普通の人間であることや、
義足を身近に感じていただけるような発信の活動を続けていきたいと考えていますので、
講演等を通じた地域貢献活動も頑張っていきたいと思います。
■プロフィール
やました・ちえ(1997年7月13日生まれ)
・神奈川県出身
・法政大学スポーツ健康学部卒
・SMBC日興証券所属
2018年 第29回日本パラ陸上競技選手権大会 100m 3位・200m 優勝
2019年 第30回日本パラ陸上競技選手権大会 200m 優勝
2019年 ジャパンパラ陸上競技大会 100m 2位・200m 優勝
2020年 日本パラ陸上競技選手権大会 100m 2位
2021年 ジャパンパラ陸上競技大会 100m 2位・200m 優勝
電動車いすの自動運転化実証実験
自動運転電動車いすで実現する、持続可能な社会
この技術は、移動の制約を抱える方々へ新たな移動手段を提供し、社会参加の促進、健康寿命の延伸、地域活性化など、様々な社会課題の解決に貢献します。
1. 誰もが安心して移動できる社会の実現
自動運転電動車いすは、運転操作が不要なため、高齢者や障がい者の方々も、安全かつ快適に移動することができます。
これにより、これまで移動が困難だった方々が、自由に外出できるようになり、社会参加の機会が広がります。
2. 健康寿命の延伸とQoLの向上
自動運転電動車いすは、移動の負担を軽減することで、運動不足や転倒リスクを低減し、健康寿命の延伸に貢献します。
また、外出の機会が増えることで、心身のリフレッシュ効果も期待できます。
3. 地域活性化と持続可能な社会への貢献
自動運転電動車いすの普及は、公共交通機関の利用促進や、ラストワンマイル問題の解決に貢献します。
また、高齢者や障がい者の方々も地域活動に参加しやすくなることで、地域活性化にもつながります。
私たちは一人一人の未来をより豊かに、そして持続可能なものにするために、積極的に取組みを進めていきます。